人情幕ノ内 ネタバレ 江戸情緒 試し読みOK

江戸時代の人情溢れるストーリー 現代人こそ必要な生き方

人情幕ノ内:はじめに


f:id:greenhtn2:20160202225338j:plain

 主婦で一児の母、 さおりがご案内いたします。 

 


 

人情幕ノ内

著者:昌原光一

 

f:id:greenhtn2:20160205001255j:plain

↑ まんが王国より

 

 

江戸時代の心温まるおはなし。

 

以下の 11幕 の短編が納められています。

 

第一幕 金坊

 第二幕 博打打ち

 第三幕 ノミの夫婦

 第四幕 鶴蔵

 第五幕 影

 第六幕 戯画版おかめ

 第七幕 浪人

 第八幕 お勢

 第九幕 約束

 第十幕 扇の要

 第十一幕 上方版足あと

 

 

江戸の

 

人情

おせっかい

優しさ

 

すべてが詰まった

爽やかなストーリーです。

 

少しずつ読み進めて

このブログに書いて行きます。

  

待ちきれない方は こちら 

↓  ↓  ↓ 

⇒まんが王国へ

人情幕ノ内 で検索して下さい



  

 

 

 

第一幕:金坊


f:id:greenhtn2:20160202225338j:plain

 主婦で一児の母、 さおりがご案内いたします。 

 


 

病の床に 娘がいる

面倒を見るのは 使用人の福

・・

金坊が庭へ入ってきた

 

ねこを抱いている

 

娘は 勝手に入ってくると

 

また福に叱られるよ と たしなめる

 

娘は 目を 煩っている

 

金坊は心配だ

 

娘 「熱が引いたから もうすぐ 治るって 」

金坊「目が見えないのに どうして おいらが来たって わかる?」

娘 「あんた、 なんか抱いているでしょう 」

金坊「子犬だよ 」

 


娘は目が見えなくても

 

沢山のことを 感じることができる


ふたりで外に出掛けた

 

大八車

風鈴屋

水くみ

厠(かわや)



 

雨が降ってきた

 

水たまり

カエル

雨が上がった

 

そこに見えたものは

 

 

⇒まんが王国へ

人情幕ノ内 で検索して下さい



 

 

第二幕:博打打ち


f:id:greenhtn2:20160202225338j:plain

 主婦で一児の母、 さおりがご案内いたします。 

 


 

博打

 

男は全てを失った

 

借財 十五両

 

取り立て屋が 来た

 

「博打の負けは 博打で返す 」

「十五両返せば 文句ねえだろう」

 

と啖呵を切った・・

 

「返せなければ 大川に沈める・・ 」

 

と、取り立て屋も啖呵を切って 帰った

 

そのとき シジミ売りの小僧を 蹴飛ばした



男は砂だらけになったシジミを

 

綺麗に洗った

 

小僧は

「世の中には親切な人がいる・・ 」

と思った

 


小僧は6つ

母親は去年亡くなった

父親は生まれて直ぐに出て行った・・



 

男は昔なじみに出会った

昔なじみは 男を責めた・・

 

子が生まれて直ぐに家を飛び出したことを

 

昔なじみは 亡くなった子の母のことを話した

 

十五両という大金を残したことを

 

子供のことは心配いらない・・・と

 

 

 

 

⇒まんが王国へ

人情幕ノ内 で検索して下さい