人情幕ノ内:はじめに
主婦で一児の母、 さおりがご案内いたします。
人情幕ノ内
著者:昌原光一
↑ まんが王国より
江戸時代の心温まるおはなし。
以下の 11幕 の短編が納められています。
第一幕 金坊
第二幕 博打打ち
第三幕 ノミの夫婦
第四幕 鶴蔵
第五幕 影
第六幕 戯画版おかめ
第七幕 浪人
第八幕 お勢
第九幕 約束
第十幕 扇の要
第十一幕 上方版足あと
江戸の
人情
おせっかい
優しさ
粋
すべてが詰まった
爽やかなストーリーです。
少しずつ読み進めて
このブログに書いて行きます。
待ちきれない方は こちら
↓ ↓ ↓
人情幕ノ内 で検索して下さい
第一幕:金坊
主婦で一児の母、 さおりがご案内いたします。
病の床に 娘がいる
面倒を見るのは 使用人の福
・・
金坊が庭へ入ってきた
ねこを抱いている
娘は 勝手に入ってくると
また福に叱られるよ と たしなめる
娘は 目を 煩っている
金坊は心配だ
娘 「熱が引いたから もうすぐ 治るって 」
金坊「目が見えないのに どうして おいらが来たって わかる?」
娘 「あんた、 なんか抱いているでしょう 」
金坊「子犬だよ 」
娘は目が見えなくても
沢山のことを 感じることができる
ふたりで外に出掛けた
大八車
風鈴屋
猫
水くみ
厠(かわや)
・
・
・
雨が降ってきた
水たまり
カエル
・
・
・
雨が上がった
そこに見えたものは
人情幕ノ内 で検索して下さい
第二幕:博打打ち
主婦で一児の母、 さおりがご案内いたします。
博打
男は全てを失った
借財 十五両
取り立て屋が 来た
「博打の負けは 博打で返す 」
「十五両返せば 文句ねえだろう」
と啖呵を切った・・
「返せなければ 大川に沈める・・ 」
と、取り立て屋も啖呵を切って 帰った
そのとき シジミ売りの小僧を 蹴飛ばした
・
・
・
男は砂だらけになったシジミを
綺麗に洗った
小僧は
「世の中には親切な人がいる・・ 」
と思った
小僧は6つ
母親は去年亡くなった
父親は生まれて直ぐに出て行った・・
・
・
・
男は昔なじみに出会った
昔なじみは 男を責めた・・
子が生まれて直ぐに家を飛び出したことを
昔なじみは 亡くなった子の母のことを話した
十五両という大金を残したことを
子供のことは心配いらない・・・と
人情幕ノ内 で検索して下さい