第六幕:戯画版おかめ
主婦で一児の母、 さおりがご案内いたします。
宿屋 三福屋
おかめ はここで働いている
どう見てもまだ 年端もない
ある日、客の財布がなくなった
三福屋の女主人に おかめ は呼び出された
人には出来心というのがある・・
人のモノを盗むことは悪いことだ・・
嘘をつくことは、もっと悪いことだ・・
正直に言ってごらん・・
おまえ 廊下で なにか拾ったろう
正直に言ってごらん・・
廊下で なにか拾ったろう
おかめ「瀬戸物のカケラらです 」
正直に言ってごらん・・
「本当に瀬戸物のカケラです 」
「お客様が 怪我をするといけませんから・・ 」
番頭が飛び込んできた 「女将さん 」
「見つかりました・・ 」
「井戸の端っこに 落ちてました 」
おかめは喜んで 客の所へ飛んでいった
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そのとき 「御免 」
ご用改めの 役人が入ってきた
手配書を見せた
「似ている あの客に 」
ちょうど 客と おかめ 部屋からが出て来た
客は役人を見るなり
おかめ を捕まえ 短刀を向けた
女将は・・
つづく・・・
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